7Wonders:Leaders(世界の七不思議 指導者たち) プレイ感想

日曜は知人の誘いで後楽園でDDTを鑑賞。その後、秋葉まで出てから狩座でボドゲ会。
狩座の感想とかについては後ほど。

7Wonders:Leadersを初プレイしてきましたので、感想をざらりと。

一緒に遊んでくれたヘルマンさんの記事もどうぞどうぞ
http://hs-spiele.at.webry.info/201106/article_1.html

コンポーネントの内容などは前回の記事をご覧下さいませ。

今回の追加要素、リーダーカードです。ゲーム開始時に全員に4枚配って4回ドラフト(1枚とって隣に渡すいつものアレ)を行い、取得した4枚を持ち札とします。各世代の最初に1枚ずつ使用できます(雇用フェイズ)。使用方法は建築物カードと同じです。七不思議の建造やコインに回すこともできます。

リーダーカードの選択は第一世代の前に行われます。従って、この時点で後々の戦略の方向性を絞っていくことになります。これがなかなかの難物で、例えば文化に特化してリーダーを揃えたとしても、手札に文化がうまく来ないとどうしようもありません。であれば、敢えて絞らずに、どう転がっても良いように傾向をバラバラにするほうが有利かもしれませんし、その辺はプレイスタイル次第でしょう。

雇用できるリーダーは1世代1枚までですので、どの世代での雇用を想定するかも重要です。生産に寄与するリーダーを第三世代に雇用しても仕方ありませんし、得点計算に必要なリーダーを第一世代に雇用する理由も薄いです。

こんな感じで、割と重要なドラフトを乏しい情報で行わなければいけないので、プレイヤーの錬度が如実に出ると思います。うまく回ればよし、回らなかったらコインや驚異建設に回す感じですね;;

なお、拡張入りの場合、ゲーム開始時のコインは6点です。1ゲーム目、知らずに遊んでいました(汗

 
カードの効果についてはどれも割と派手です。
例えば、前回紹介しました、風呂爺アルキメデス

この爺さんを雇用すれば緑の文化カード建設時にコストを1点減らせます。うまくすれば、製造物(布や巻物)が無くても文化カードが取れるわけです。

他にも、戦争の敗北トークンを跳ね返すトミュリスですとか、ギルドの建設コストがタダになるラムセスですとか。
こんな調子で32種類の強力なリーダーがゲームの状況を大きく左右します。(実際には予備用のブランクカードが1枚入ってます。ゲームには使えませんので予め抜いておく必要があります。)

そんなわけで2プレイしてみました。プレイ時間は1回目が1時間強。2回目は40分くらいだったと思います。
1回目はカードの効果の確認に時間を取られてました。慣れると基本セットと大差なくなると思います。
ちなみに、1戦目は1位、2戦目は2位でした。なんとコイン差;;

面白がってスティービー・ワンダーと小便小僧も入れてみたのですが、スティービーの使用方法がわからなくてゲームを一時中断(笑
ドイツ語の判る素敵紳士のヘルマンさんがドイツ語の収録誌を和訳して下さって事なきを得ました。
あとで説明文を和訳して下さるそうですので期待。結局、小便小僧は誰も引きませんでした。残念

今回は珍しく点数表を使ってみました。左が新しい点数表。
リーダーによる得点の行が追加されてます。パネルも8種になりましたし、もう世界の八不思議ですね。

2プレイした雑感としては、7Wondersをある程度プレイした人向け。という気がします。
追加ルールは簡易ですのでインストは楽ですし、カードの効果が多いといってもドミニオン程では無いので、決して難しくはないと思います。
ですが、ゲーム的に凄く面白くなった! という雰囲気ではなく、考えるポイントが増えました。という印象です。
拡張セットですので当然といえば当然ですが^^;

7Wondersってある程度遊んでいると、ドラフトが作業になってくる傾向が強いと思うので、そろそろ飽きてきたかな? ってときにLeadersを入れるといいのではないかと。
面白さが復活します。

最後に、プレイしていて気になった点を幾つか

・リーダーカードの効果確認に時間がかかる
追加された効果の種類が多いので、リーダーカードの効果を確認するのに時間がかかります。
リーダーカード32種類中、19種類は新効果のカードです。そして新効果アイコンは14種類もあり、アイコンの意味はマニュアルを確認する必要があります。

今回、マニュアルのコピーを全員分用意しましたが、それでも随分と手間取りました。
リーダーカードはスリーブに入れて和訳を挟み込んでおく方がいいかもしれません。

・カード裏の色味が基本セットと違う
カードの裏面の色合いが基本セットと微妙に異なります。
(私が持っているのはドイツ語版です。多言語版だとどうなのでしょう?)

比較画像です。
上が基本セット。下がLeadersです。驚異カードの比較が判り易いと思います。シャッフルしているとどれがローマかすぐわかります。
気になる方は、カラースリーブを使った方がいいかもしれません(7不思議サイズのカラースリーブってありましたっけ?)

・拡張セット用のギルドカードがどれか判らない
基本セットと拡張用のギルドカードの区別がつかないので注意です。
重箱隅っぽいですが、気になったので一応