Ninja250にサインハウス POWER SYSTEM 5V6A を付けてみました

Ninja250からスマホ給電用の電源を引き出します。

この手の製品はたくさんあるのですが、今回は「サインハウス POWER SYSTEM 5V6A」を選びました。

5V2AのUSBソケットが3本引き出せますので、今後の増設の際に引き出しの作業をせずに済みます。

今回使ったもの

作業例はこちらが参考になりました。

 

そんなわけで届いたキットがこちら。

 

右が配線類をつないだものです。色を合わせて繋ぐだけです。プラグが固めですのでカチっと言うまで強めに押し込まないとしっかり固定されません。

赤いケーブルの末端から分岐している黄色いケーブルは今回使いません。テープを巻いて絶縁しておきます。

作業の大雑把な手順は

  1. シート下を空けて配線を確認。
  2. ケーブルを自作する。
  3. 配線する。
  4. 元に戻す。

となります。

空ける前にケーブルを自作できれば楽ができるのですが、実際の配線を確認してから作業した方が確実です。

まずフロントシートを外します。

シートを固定しているネジは、シート脇のサイドのカバーの裏に隠れています。

まずはこのサイドのカバーを外します。

 

 

サイドカバーを固定しているネジを外したあと、手前側に強めに引くとカバーが抜けます。

逆側も同じように作業します。

サイドカバーについている金具とネジは固定されていません。無くさないように保管して下さい。

うっかり落としてしまい探すのが大変でした。

今度はシートを外します。シート下の固定ネジを外します。両側も同様です。

外れたら、シートを手前側にスライドさせるとパカっと取れます。

シートの金具も取れやすいので落とさないように注意です。

 

取れました。(左側が前方です。)

今回使うナンバー灯の配線は右側のシート固定金具の下ですので、これも外します。

金具はリアシートのパーツで上から押さえられています。

リア側の解体も必要そうに見えますが、リア側のカウルをちょっと浮かせるとギリギリ抜けます。

 

抜けました。ナンバー灯の配線はリアシートの下に金具で固定されています。横から見るとすぐ見つかります。

金具を外すためにはカプラーを抜く必要があります。本当にナンバー灯の配線か確認を兼ねて抜いてみます。

 

抜いて手前側に出してみました。このカプラーの赤い線に割り込みます。

線を向いて半田付けする乱暴な手もあるのですが、失敗して断線でもしますと取り返しがつきませんので、

いつでも取り外し可能なアダプタを自作することにします。

 

図にするとこんなです。パーツさえ揃っていれば難しくもありません。

POWERSYSTEM配線

準備したパーツです。

配線コードは極性に合わせて赤黒2色使う方がカッコイイのですが、両極とも黒でも動きますので問題ないことにします。

先ほど確認した極性に合わせて配線を確認します。極性が逆にならないようにプラグの形状と車体側の配線を慎重に確認して下さい。

上に見えている黄色の線はパワーシステム側のAcc配線です。キットについてきていますので確認して下さい。(赤い電源線から分岐している黄色い線ではないです。)

この画像だと両方とも黒いですが、上の方が赤(+側)の線です。そちらの根本に黄色の線を繋ぎます。

並べた後、端子とコードをペンチで留めた後、プラパーツに差し込めば完成です。

コードが太いので差し込みはかなり窮屈です。注意して下さい。

 

できあがり。念のため、端子はハンダで固定しました。

固定しなくても動きますが、抜けないようにしっかり金具で留めて下さい。

 

できあがったコネクタを挿してみるとこんな感じになります。

見た目は大丈夫そうです。後ほど奥の固定金具に戻すことにします。

さて、あとはバッテリーから電源を取れば動くはずです……が、先にハンドルからの配線を済ませます。

 

先ほどのキットの配線をフロントシート下からハンドルまで通します。

 

左側のタンクサイドカウルを外します。固定ネジを外してから引き抜きます。

(写真撮り忘れたので画像は右側です。構造は同じです)

DSC00352

 

フロント側にパワーシステムのユニットを置いて、カウル裏に配線を通します。

可動部分ではないので、雨ざらしにならないように注意すれば大丈夫だと思います。

全部の配線が終わったら、動かないように結束バンドで固定しますが、今のところはブラブラさせておきます。

 

こんな感じで配線。

内側を通しているので見えませんが、ハンドル側のパワーシステムのユニットと、シート下に届いた配線の末端が確認できます。

今思うと、最初にタンクサイドカウルまで外しておくほうが楽でした。

コネクタを自作してテンション上がってるところでカウル外す作業に戻るのは精神的にも堪えました(笑)。

 

さて、電源周りの作業に戻ります。

シート下のリレーボックス(真ん中の黒い箱)の更に下にバッテリーが隠れています。

まずリレーボックスを持ち上げます。ネジを一本外すと簡単に持ち上がります。

 

バッテリーが露出します。

 

 

ここにパワーシステムの電源線を繋ぎます。

まずバッテリーにつながっている車体側の配線を外します。ネジを緩めて抜くだけですね。

必ず黒から外します。次に赤(蓋のついている方)です。これを誤ると火花が散って端子が焦げたり、最悪、火事になります。

外した後は逆の手順で戻します。つまり、赤を接続、次に黒を接続です。

 

まず赤から。上のような形でも繋がりはしますが、金具にテンションがかかってますし見た目もイマイチ

 

車体側の配線の下を通す感じで配線してみました。これなら大丈夫そう。

カバーを戻します。

 

 

黒側も戻します。これにて電源側の作業は終了です

早速試してみます。

 

電源オフの状況が下。

 

 

キーを差し込んで始動。

 

 

ちゃんと充電されているようです。キーにも連動しています。成功です。

あとは配線を固定して車体を元に戻すだけです。

 

ハンドル側のユニットはスマホマウンタの横にバンドで留めました。

台座がスポンジなせいか、バンドをきつく締めてもかなり緩めですね。

滅多に抜き差しするものでもありませんから、後でカウル裏の濡れにくい場所に動かす方が良さそうです。

 

以上。作業時間は2時間弱でした。

電源がとれたので次はドライブレコーダーを移設しようと思います。